金魚

金魚は日本で品種改良が行われたものが多数ある。江戸時代から明治時代にかけてランチュウのコブを作り上げた石川亀吉などという人物もいる。

金魚のDNAを追っていくと、金魚の祖先は中国のフナという。日本には、キンブナ、ギンブナ、ナガブナ、ニゴロブナ、ゲンゴロウブナなどのフナがいるが、DNAのパターンと筋肉タンパクの成分から、中国のフナと一致するという。

フナの赤いのが緋鮒(ヒブナ)である。南宋で飼育された記録があるという。明から渡来した金魚は、日本で品種改良され、地錦、南京、土佐金、鉄尾長、大阪ランチュウ、山形金魚、津軽錦など、掛け合わせでは和唐内、金襴子、朱文金、秋錦、弘錦、東錦などいう品種が開発されたという。出目金や琉金は中国から、オランダシシガシラの出所は不明という。