コナカブトゴケ

コナカブトゴケの乾燥標本


ヨロイゴケ科(Stictaceae)のコナカブトゴケ(Lobaria pulmonaria)は、割合に大型の葉状(foliose)地衣類で、緑藻類を持って濃い緑色の葉状の地衣類である。かつて肺炎の薬として使われたため、lungwort という英名がついている。写真は、オレゴン州メッドフォードで採集したもの。

地衣類の分類方法のひとつに、呈色反応がある。写真は、コナカブトゴケは、水酸化カリウム溶液に反応して血赤色となる(K+)。

K+赤血色